2024-11

選考通過後

任国到着前~直後の流れ

・自然災害による交通網ストップに要注意・空港前日入りの費用は出ないが、するのも手・勤務先に赴任するまでは割とゆっくり過ごせる      日本から派遣国は原則、成田空港から出発する。これが意外とやっかいだ。例えば大阪に住んでいる人は関空に行けば成田と変わらないぐらい多くの国に行くことが出来るが、任国への赴任は居住地に関係なく原則成田空港から出国するため国内移動が必要となる。移動にあたり新幹線代や前泊が必要な方(遠方在住の方)はホテル代+航空券代も出るので問題ないと思っていた。しかし私が出国する日は天候不良の影響で中国四国地方に住んでいた隊員が成田空港になかなか来れず大変だったというエピソードを聞いた。新幹線も停電や事故により半日程度、運行を中止する場合があるため100%の信頼という訳にはいかない。
選考通過後

任国派遣前に準備すべきこと

・スーツケースに入れるものは要厳選・役所手続きだけでなく身辺整理もすべき 訓練終了後は派遣国によって異なるが派遣までは1-2カ月の自由期間がある。この間に派遣国に行くまでの準備を進めることになるが、みなさんが気になるお金事情を先に紹介する。まず語学訓練終了後から派遣前日まで一カ月で約10万円支給される。(無職や休職で訓練参加した場合)一日3000円ほどの支給で出国日まで日割りで支給され、これは訓練終了後に収入を失った状態であることに対する補填となる。また派遣される国によって微妙に額が変わるが準備費用として約20万円支給される。これで派遣国に行くための準備を整えよ、ということだ。この20万円は派遣先に持ち込むであろう米国ドルに両替することになるケースがほとんどと思われる。
選考通過後

語学訓練の実際とは

・訓練生活はストレスフル 語学訓練は長野県にある駒ヶ根、福島県にある二本松で行われる。筆者は二本松訓練所で訓練を受けたため二本松での生活での体験談となるが、地域が違うだけで訓練所の生活は大きく変わらないようなので参考にして頂ければ幸いだ。この訓練所での生活や訓練内容は検索すればかなりのブログがヒットするはずだ。JICAのホームページで生活の様子が紹介されているが、それらはうわべ面ばかりの内容なのでここでは筆者の正直な感想を述べる。尚、入所直後に各語学別でクラス分けテストを受ける事になる。振り分け次第では例えばフランス語を入所前に頑張って勉強した結果、クラスの半数がネイティブ級のフランス語を話しており自分が最初はついていけない、といった場合もある。
選考通過後

語学訓練開始前の流れ

・訓練開始一カ月前から忙しくなる・事前課題は意外と時間がかかる 語学訓練一カ月前を目安にジャイカとコンタクトを取る機会が増える。語学訓練の案内でオンライン講座があったり、事前課題をこなさないといけないなど、忙しくなる時期だ。語学訓練案内 語学訓練案内はオンラインの講座で、夜の7時ぐらいから始まったと記憶している。一時間ほど訓練所で行われる語学訓練の説明を受ける。仕事の都合などで受けれなかった方は後日送付されるURLから動画を視聴することで受講したとみなされるが、いずれにせよ受講は必須だ。一日の流れや講義内容の予定、生活のルールなどについて説明がある。
選考通過後

二次選考通過後の流れ

・選考通過後はしばらく音沙汰なし ・オンラインレッスンは出来る限り受講した方がいい 第二次選考の面接後、約一カ月で結果が通知される。JICAHPにある選考マイページでの通知のみとなり郵送などでは通知されない。合格通知の後は「派遣されることを承認するか」を約一カ月以内に回答しなければならない。回答しないと要請辞退したことになる。ここで「派遣を了承する」と回答したあとは基本的に派遣直前までJICA側からのコンタクトは無い。たまに(一か月に一度ほど)メールが送られてくる程度で、しかもそれらは派遣に関する内容ではないパターンがほとんどだ。このJICA側から連絡がほとんどない期間が長く、人によっては10カ月という場合もある。JICA側に聞きたい事がある場合、メールや電話で問い合わせたらすぐに回答があるがあまりの音沙汰のなさに不安を覚えた隊員はかなりいた。
面接編

志願者必見 二次選考面接での質問内容とは

・人物面接⇒ある程度プライベートまで踏み込まれる。・技術面接⇒自身の知識やスキルを案件と結び付けて回答出来るような準備を 前記事で書いた二次選考の面接について当記事では掘り下げてみる。協力隊の案件には色々な職種があるが、例年面接で問われる内容はそう変わらない傾向にある。この記事をアップロードする24年11月は第一次選考の結果が通知される時期であり、この選考に通過した方は25年の1月にオンラインで面接を受ける事になる。面接で問われた内容は様々なブログで書かれているが、多くのブログに目を通すのは骨折りなのでここでは私が知り得た面接での質問を可能な限り記載する。長文になるが、これから面接を受ける方の参考になれば幸いだ。
面接編

面接の流れ1(第二次選考)

・事前の情報収集をしっかりとすれば問題なし・職種によって質問内容はだいたい同じ 書類選考(第一次選考)に合格後、「〇月〇日△時から人物・技術選考を開始します」と通知を受ける。私が面接を受けた時はすべてオンラインだったので騒音を避けるためビジネスホテルの一室で面接を受けた。以前は東京や大阪で対面面接が行われていたが、現在もオンラインで面接が行われている。
応募編

応募の流れ2(第一次選考)

第一希望で選考を受けれる可能性は低い 応募締め切り後、約1カ月で書類選考(第一次選考)合否が通知される。この時に初めて「あなたは〇〇の案件で第二次選考に進んでいただきます」と通知を受ける。ここで強調したいことは第一希望が通る可能性は低いと言うことだ。私は第三希望の国で選考に進んだが、訓練所で会った約60人の同期の話を統合すると「正に自分が希望していた案件や国で選考を受け合格した」という方は10%にも満たなかった。中には「全く希望もしていない案件で第二次選考を受けた」という方も複数人いた。ここで私が強く疑問に思うことがある。私は結果として第三希望の国に派遣されたが、選考結果を確認すると私が第一・第二希望としていた案件には結局合格者がおらずそれらの案件には隊員が派遣されなかった。JICA側からすれば「適正を判断した」ということなのだろうが、私の第一希望と第三希望は要請内容がほぼ同じで使用する言語も同じだった。なぜ私は第三希望の国に派遣されたのか?
応募編

応募の流れ1(書類編)

春と秋にホームページで案件公開される予定日が発表される。おおよそ4月と9月に案件がホームページに掲載される場合が多い。その数週間前にプレエントリーが出来るが、このプレエントリーはしてもしなくても問題ない。応募に必要な情報を入力するだけ(氏名や住所などの基本情報)で案件の先行公開はされないため余裕のある人だけで構わない。
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運営者情報

みなさん初めまして私は田中と申します。この度、海外青年協力隊での二年間での経験や知識、協力隊の実態をより多くの人に知って欲しいと思いブログを立ち上げました。自己紹介に関しては簡単に個人特定出来てしまうため、ある程度ファジーにしていますが以下...