選考通過後

選考通過後

任国到着前~直後の流れ

・自然災害による交通網ストップに要注意・空港前日入りの費用は出ないが、するのも手・勤務先に赴任するまでは割とゆっくり過ごせる      日本から派遣国は原則、成田空港から出発する。これが意外とやっかいだ。例えば大阪に住んでいる人は関空に行けば成田と変わらないぐらい多くの国に行くことが出来るが、任国への赴任は居住地に関係なく原則成田空港から出国するため国内移動が必要となる。移動にあたり新幹線代や前泊が必要な方(遠方在住の方)はホテル代+航空券代も出るので問題ないと思っていた。しかし私が出国する日は天候不良の影響で中国四国地方に住んでいた隊員が成田空港になかなか来れず大変だったというエピソードを聞いた。新幹線も停電や事故により半日程度、運行を中止する場合があるため100%の信頼という訳にはいかない。
選考通過後

任国派遣前に準備すべきこと

・スーツケースに入れるものは要厳選・役所手続きだけでなく身辺整理もすべき 訓練終了後は派遣国によって異なるが派遣までは1-2カ月の自由期間がある。この間に派遣国に行くまでの準備を進めることになるが、みなさんが気になるお金事情を先に紹介する。まず語学訓練終了後から派遣前日まで一カ月で約10万円支給される。(無職や休職で訓練参加した場合)一日3000円ほどの支給で出国日まで日割りで支給され、これは訓練終了後に収入を失った状態であることに対する補填となる。また派遣される国によって微妙に額が変わるが準備費用として約20万円支給される。これで派遣国に行くための準備を整えよ、ということだ。この20万円は派遣先に持ち込むであろう米国ドルに両替することになるケースがほとんどと思われる。
選考通過後

語学訓練の実際とは

・訓練生活はストレスフル 語学訓練は長野県にある駒ヶ根、福島県にある二本松で行われる。筆者は二本松訓練所で訓練を受けたため二本松での生活での体験談となるが、地域が違うだけで訓練所の生活は大きく変わらないようなので参考にして頂ければ幸いだ。この訓練所での生活や訓練内容は検索すればかなりのブログがヒットするはずだ。JICAのホームページで生活の様子が紹介されているが、それらはうわべ面ばかりの内容なのでここでは筆者の正直な感想を述べる。尚、入所直後に各語学別でクラス分けテストを受ける事になる。振り分け次第では例えばフランス語を入所前に頑張って勉強した結果、クラスの半数がネイティブ級のフランス語を話しており自分が最初はついていけない、といった場合もある。
選考通過後

語学訓練開始前の流れ

・訓練開始一カ月前から忙しくなる・事前課題は意外と時間がかかる 語学訓練一カ月前を目安にジャイカとコンタクトを取る機会が増える。語学訓練の案内でオンライン講座があったり、事前課題をこなさないといけないなど、忙しくなる時期だ。語学訓練案内 語学訓練案内はオンラインの講座で、夜の7時ぐらいから始まったと記憶している。一時間ほど訓練所で行われる語学訓練の説明を受ける。仕事の都合などで受けれなかった方は後日送付されるURLから動画を視聴することで受講したとみなされるが、いずれにせよ受講は必須だ。一日の流れや講義内容の予定、生活のルールなどについて説明がある。
選考通過後

二次選考通過後の流れ

・選考通過後はしばらく音沙汰なし ・オンラインレッスンは出来る限り受講した方がいい 第二次選考の面接後、約一カ月で結果が通知される。JICAHPにある選考マイページでの通知のみとなり郵送などでは通知されない。合格通知の後は「派遣されることを承認するか」を約一カ月以内に回答しなければならない。回答しないと要請辞退したことになる。ここで「派遣を了承する」と回答したあとは基本的に派遣直前までJICA側からのコンタクトは無い。たまに(一か月に一度ほど)メールが送られてくる程度で、しかもそれらは派遣に関する内容ではないパターンがほとんどだ。このJICA側から連絡がほとんどない期間が長く、人によっては10カ月という場合もある。JICA側に聞きたい事がある場合、メールや電話で問い合わせたらすぐに回答があるがあまりの音沙汰のなさに不安を覚えた隊員はかなりいた。